研修の狙いは、次の3つです。
■ ひとり心地よく思い返せる、とっておきの英語でのひと時を創り出していただくこと・・・
■ 人と人とのふれあいのなかで、私らしく英語が話せたと感動していただくこと・・・
■ そのような実りあるコミュニケーション(心を伝える楽しさ)を実現し、又、皆さんの日々の生活の中にそれぞれのスタイルで英語を織り込んでいっていただくことです。
「実りあるコミュニケーション」を求めて・・・
ナコスでは皆さんに、好感され、より共感できる、感動できる、感謝されるコミュニケーション(実りあるコミュニケーション)を実現していただくため、ご自分の英語知識のレベルにこだわることなく、相手の人に伝えたい「思いの深さ」を大切にしていただくことで、より充足した心の満足条件を創り出していただくことを考えています。
人々に好感され信頼される言葉には、それに伴う豊かな感性が働いています。ナコスでは、言葉に対する皆さんご自身の確かなスタンスを固めていただくために、ものごとへの感性を大切にして研修をすすめます。
あえて一般的な英語のクラスは持ちません。いわゆる教科書は使いません。メカニックな英語の構造などにとらわれることなく、人と人とのふれあいの中で、実りあるコミュニケーションを生み出していただきたいからです。さらには、目線を同じくするアメリカの人とのふれあいの中で、自助努力の楽しさ、豊かさを発見していただきたいと思います。皆さんの「実りあるコミュニケーション」実現を目指して、ナコスのステージへ、是非、ご参加ください。
「実りあるコミュニケーション」への3つのステージ
ステージ1 好意・好感
まず、話し相手に良い印象を持ってもらうことです。出会いの時に、服装・態度・マナーも含めて、感じの良い人になることです。良い感じの人とは、人は話してみたくなるものです。そこでコミュニケーションの始まりになるからです。
ステージ2 信頼・期待
コミュニケーションは、相手の立場に立ってお話し合いをすすめることで、相互信頼を築くことです。信頼されることで、期待が生まれます。そこで、あなたに対してもっと心を開いてくれるでしょう。そして、互いに満足のいくコミュニケーションがもたらされます。
ステージ3 感謝+α(α=思いの深さ)
相手の人の欲することを察して、その欲求を充足する対応内容のコミュニケーションの展開こそが、実りあるコミュニケーションになります。お互いを深く理解しあえた時、その人は、あなたを信頼できる大切な人と思うでしょう。そして、あなたの話しを、もっと聞いてみたい、もっと話してみたい、と思うようになります。相手の人から期待され、また、感謝される関係を取り結びたいものです。
そこで、この過程を満たすための条件をまとめてみますと、
まず、好感の持てる正しい言葉と表現能力 (必要条件)
それから、相手の欲求を察する感性 (充分条件)
そして、最後に、コミュニケーションによるこころの充足と満足 (満足条件)
これらの3つのステージを心にとめた時、「実りあるコミュニケーション」が始まるのだと思います。
対話の中に満足感・充足感がなければ、それは生命を失った中味のない空虚な貝殻同然です。ナコスでは、言葉のやりとりが、皆さんの生活の中にもたらす満足感・充足感を実現するお手伝いをしたいと考えています。
英語学習雑感
多くの人達が長い時間をかけて言葉の勉強をしています。しかし、使いこなすことは難しいようです。言葉に取り組む際のしっかりとしたスタンスが定まらないと、せっかくのやる気も時間と共に薄れてしまいます。また、あらかじめ仕組まれた構造からその言葉を勉強しても、日常生活の中でどのように使うのか実感が持てなかったりします。
ナコスでは、皆さんの英語を学びたいという気持ちを大切に育てていただくために、言葉を学ぶチャンスでの留意点について考えてみました。
「どうして英語を勉強するの?」
聞くまでもないことですが、実は、かなり曖昧だということです。「英語を勉強する目的は何か?」などと、大上段に構える必要はありませんが、やはり、勉強への努力にそれなりの見通しが持てないと、最初の張り切った気持ちも萎えてきます。「英語が話せると楽しい!何か役に立ちそうだから!」などといった、素直で素朴な思いも大切ですが、その取り組み姿勢だけでは長続きしないようです。
一方、明確な目標を持って言葉に取り組んでいる人でも、教科書に焦点をあてて勉強を進めた場合、一見、誰にでも通じる設定でありながら、結局、誰にも通じない、といったことに悩むこともあります。また、かなり会話力のある上級者でも、実際に出会う具体的な状況の中で、「どう話せばよいものか?、どう応対すればよいものか?」と、自分にとってのふさわしい表現に、いつまでたっても自信が持てないという方が結構いらっしゃいます。
「英語を勉強することは、むつかしい!」
このことも、かなり曖昧だということです。例えば、「英語を習得することはむつかしい、そんなことは百も承知だけど、英語に挑戦することは取っ付きやすく、魅力的!」、こんな軽い気持ちで勉強を始めてみたものの、いざ、「言葉の世界」に分け入ると、際限がありません。「勉強しなくては!」と思われることが山のように立ちはだかります。
この山に直面した時、今度は、「これに正面から立ち向かい、すべてを克服しなくては自信を得ることはできない」などと、大真面目に考え込んでしまう人、あるいは、「英語を習得することはむつかしい、だから、ある期間、本腰を入れて、本式に勉強しなければ!」と、本腰・本式体制を追及する人。これはこれでよいのですが、本腰を入れる、本式の勉強をする、ということの意味内容がはっきりしないのが気にかかります。
「勉強したことは、きっちり整理しなければ!」
出来そうで、できないことです。こんなことが苦手な人、得意であっても忙しすぎたり・・・案外、なおざりにされています。一方、整理の付かないままに、新しい知識を追い求めていく人もいらっしゃいます。しかも、その知識が、皆さんの生活やお仕事、あるいは興味とあまり関係ない場合、せっかくの努力も根付くことなく、時間と共に消え失せてしまいます。ナコスは、このような取り組み姿勢に疑問を感じてきました。
そこで、ナコスでは、英語の知識レベルにかかわりなく、皆さんとともに、ご自身の英語へのスタンスを定めて、お一人お一人の人柄や生活スタイルにかなった研修内容を、実現すべきだと考えています。そして、皆さんからいただいたお時間を、お一人お一人の人生の一駒ととらえ、それぞれの、「実りあるコミュニケーション(こころを伝える楽しさ)」を、確かに実現していただきながら、「ことば」の習得をお手伝いさせていただきたいと考えています。