たいへん結構でしたよ。
Osamu and his wife went to a restaurant. The food and service were very nice and they could enjoy themselves. They wanted to tell the waitress so they said “That was nice.” They expected her to smile but she had a puzzled look. Osamu’s wife was laughing so he was ashamed.
People will use the words “delicious, great, excellent.”
家内とレストランへ行きました。料理、サービス共に良く、くつろいだ夕食となりました。そこでウエイトレスに何かお世辞の一つも言いたくなり、That was nice! と言いました。ウエイトレスのうれしそうな反応を期待していたのですが、反対に、少し戸惑ったけげんな表情が気になりました。がらにもないことを言ってしまったと、冷汗の出る思いでした。家内は横でクスクス笑っていました。
このような場面でただ単に That was nice. と言えば、まずは妙な表現という印象をまぬがれないでしょう。 nice という言葉に対して、That がはたして何を示しているのか曖昧だからです。食べ物のことを示しているのか? ウエイトレスの行為のことを示しているのか? さらにこの表現は、例えば、お皿に残ったサラダをもう少し食べたいと思っているのに、ウエイトレスがさっさと片付けてしまった時、「ひどい」といった気持ちをこめて皮肉っぽく用いることもあります。このような曖昧さを避けるためには、例えば、That meal was (very) nice. あるいは、It was a (very) nice steak. と、もっと具体的に言ったほうがいいですね。ところで、言葉の使い方は、地域、または使う人の年齢などによって微妙に異る場合があります。料理を形容するのに、 nice という言葉を使うのは「変な感じ」という意見のあったことも付け加えます。それでは、一般的なほめ言葉の表現例をあげてみましょう。
大変、結構でしたよ!
Everything was very good!
(excellent!)
(wonderful!)