まあまあです。
最近、便利なことばを覚えました。 So-So ということばです。辞書をみると、「可もなし不可もなし、良くもなく悪くもなし、まあまあ」などと書かれています。アメリカの人がこの言葉を使っているのを聞き、私もこれを多用するようになりました。単純で無難な言葉は、まことに使い勝手があります。しかし、ある人から、少し苛立った調子で、こんな言葉に何の意味もなく、もっと明確な表現を使うべきだと助言を受けました。

私も身体の調子が悪かったり、何か問題がある時など、余計な説明が面倒くさくて、 OK! あるいは FINE!  などと意図的に表現することはあります。しかし、そんな時にも、So-So という表現はあまり使わないように思います。この表現は、基本的には価値中立、時には否定的な場面で使います。

例えば、「昨日の映画はどうだった?」「あなた、今日、私の作ったお料理はどうだった?」「まあまあ。/It was so-so.」といった具合です。日本の人達は、悪く思われたくない時、返答を曖昧なままで残しておきたい時、お世辞の意味で使う時など、肯定、否定がはっきりしている時でも、このことばを常用されるように思います。言葉の意味理解ということ以上に、文化の違いが感じられて面白いことだと思います。

まあまあです。
So-So!

まあまあです

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